ブックオフでハヤカワJコレクション2冊を買う。

計4冊購入。

  • 『アマチャ・ズルチャ 柴刈天神前風土記』/深堀骨/ハヤカワ書房Jコレクション/2003.8.20初版

¥900也。

  • 『星の綿毛』/藤原雅矢/ハヤカワ書房Jコレクション/2003.10.20初版

¥800円也。
二冊とも美本。半額より少し高めの価格で手に入れられたのは僥倖です。
Jコレクションは今までに『どーなつ』『凹村戦争』『グラン・ヴァカンスⅠ』『楽園の知恵』を古本屋で獲得していまして、これで計6冊になりました。何を隠そうこの蒼い背表紙で本棚を一段埋めるのが現在のささやかな夢の一つなので、嬉しくて顔がニヤけてきます。この調子が続くと嬉しいのですが。

¥350也。何日も前から店にあって買おうかどうか迷っていたところ、SF研の後輩が「あれ面白そうなんですよねぇ」と目をギラリと光らせて唸りまして、即時に「古本は狩られる前に狩る」の原則を適用してGetです。
斗(たたか)いに明け暮れた土方歳三が死後に火星で活躍するスペースオペラらしいです。傑作(特撮風)SF『アプサラス』を読んで以来、吉岡平にはいつも過度の期待をしてしまう悪い癖があるのですが、これは面白そうです。早めに読まねば…

¥450也。乙一氏の著作は単行本三冊分の中・短編しか読んでいない気がしますが、今のところ私の一番のお気に入りと言えるのは「失踪HOLIDAY」で、それについで「天帝妖狐」でしょうか。二つともわりと長い中篇です。つまり乙一氏はもっと長い作品を書いたらより面白くなるのじゃないかと経験則からfuchi-komaは思っているわけです。本書は著者初の長編ホラーだそうで、さて、どんな新境地を見せてくれるのか、読むのが楽しみになってきます。