SFファン交流に池田憲章氏

ソース:SFファン交流を考える会ML「発信ステーション vol.10」

【1月例会のご案内】
日時:3月20日(日)午後2時〜午後5時
会場:神宮前隠田区民会館(JR線「原宿」駅徒歩5分)
ゲスト:池田憲章氏(特撮評論家)
テーマ:オタクの誕生
会費:500円(お茶・お菓子代込み)

SF・特撮評論で名高い池田憲章氏が「オタクの誕生」を語る。
面白そうなので拝聴する予定です。


ところで「おたく」(昔は平仮名で書いたんですね)という語の起源について、大塚英志『「おたく」の精神史』の冒頭には以下のようにあります。

「おたく」という語は1983年『漫画ブリッコ』六月号で中森明夫によって現在の意味で最初に用いられた、といわれている。

また岡田斗司夫オタク学入門』では1982年『超時空要塞マクロス』の中でヒロインのミンメイが「オタク」の語を用いている事を指摘し、当時のコミケを中心に「オタク」の呼称が広まったという話をしています。
「オタクの(語の)起源」をめぐる言説はそれだけで面白いのですが、今回は語の起源の話では無いにしろ、その周辺の80年代のおたくカルチャーの話が沢山聴けそうなのでとても楽しみです。


そう言えば「オタクの誕生」で思い出したのですが、「野獣キャノンボール」さんのサイトでしたか、今は閉鎖しておられるので正確な引用が出来ませんが、以前「オタクの前史はSFファンだったという歴史を若いオタクはどうも知らないようである。オタクは歴史を知らない」というような事を論じておられました。とても面白く示唆に満ちたものだったのですが、今は読めなくなっているようで実に残念です。ここで密かに復活を願っておきます。


追記:よく見たら「はてなキーワード」の「オタク」説明項に歴史的背景がしっかり書いてあった。簡潔で判り易くて良いですな。