立川駅周辺は豊作

大学の帰りがてら、よく立川駅で降車して周辺の古本屋を回ります。良い古本屋が3軒ほどあるので。
うち1軒は店自体が小さいクセに本の入れ替わりのサイクルは悪くない、不思議な古本屋です。値段は半額より少し安いものが多く良心的で、たまに寄ると掘り出し物がある事が多いです。
後の2軒は2階建ての大型古本屋。ブックオフとブックセンターイトウですが、この二店舗が200メートル程度の間隔でドンと腰を据えています。

今日の収穫は…

・『重力ピエロ』/伊坂幸太郎/新潮社/2003.4.20初版→2003.10.10一○版
¥750也。半年で10刷は凄いような。オビの煽り文句「小説、まだまだいけるじゃん!」は担当編集者の言らしいですが、何か凄い気迫ですね。fuchi-komaは結構こういうキャッチコピーに弱いようです。いや、前から読みたかったんですけどね。同著者『陽気なギャングが地球を回す』は朝霞のブックオフでまだ半額で売っているはずですが、状態が悪いので買っていません。

・『空中ブランコ』/奥田英朗文芸春秋/2004.4.25初版
¥750也。第131回直木賞受賞作。「トンデモ精神科医」というフレーズに惹かれ、購入。同時受賞のもう一作よりはこちらの方が向いていそう。結局積読ですが、早めに読みたいナ。
http://www1.e-hon.ne.jp/content/sp_0031_okuda.html
↑著者インタビューが読めるようです

・『フロン』/岡田敏夫/海拓社/2001.6.14初版
¥400也。オタキング岡田敏夫が綴る恋愛論エッセイ。後の『恋愛市場主義宣言!』(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4821108429/250-5781564-1911421)に出てくる基礎理論がこちらで語られているようなので取り敢えずパラパラ読んでみる…あれ、これはやはり、読者対象が女性みたいですね!? 色んな意味で苦しいカモ…^^;

・『至高聖所』/松村栄子福武書店/1992.2.25初版
¥95也。第106回芥川賞受賞作。『紫の砂漠』(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4894567822/250-5781564-1911421)が好みだったので、こちらも読みたかった。しかし¥95コーナーで見付けるとは…。

・『蒲生邸事件』/宮部みゆき毎日新聞社/1996.10.10初版
¥95也。第18回日本SF大賞受賞作。ハードカバーで原価¥1700を、¥95。次回の読書会のお題なので、司会さんに電話を入れてから、2冊購入。私は文庫版を持っていますが、これで皆の負担が少し軽減されるはずです。オビ付きで状態も○。良い買い物をしたなぁ。

後はマンガ版『風の谷のナウシカ』4〜6を各¥250で、黒星紅白キノの旅」画集を¥2000で、『彼方から』(ひかわきょうこ)1〜5巻セットを¥250で購入。

豊作な立川の今日は大収穫の日でした。財布の中身はスッカラカンですが…。fuchi-komaの「古本漁り病」もかなりの段階にキタみたいです。