動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)

動物化するポストモダン オタクから見た日本社会 (講談社現代新書)
 ちまちま読んでいまして、今頃読了です。
 私は本書で主張されている言説に対しては、あまり触れないで生きたいなぁと思っているので、深く触れません。ただ、これからは確かに「美少女ゲーム」について語れる評論家が必要なのかも知れないな、とは思います。形はどうあれ宮崎・押井両氏のお陰でアニメに対する価値観のギャップがオタク―パンピー間でそれほど目立たなくなってきていますが、美少女ゲームの価値の溝はそう簡単には埋め得ないのは確かです。そういえば森川嘉一郎氏が企画しているベネチア・ビエンナーレ日本館(http://www.jpf.go.jp/venezia-biennale/otaku/j/index.html)も開催が間近です。これが世界にどう受け止められるのか、といった事柄と共に、今後も東浩紀氏の動向は窺って行きたいですね。