ポプラ社のSFセレクションがすごい!

書籍を扱うバイトをしている同輩のH野君に教えて貰いました。
ポプラ社が2005年02月より刊行しているらしいです。ポプラ社HPの方では見当たりませんでしたが、楽天で検索したらHitしました。全7巻の模様です。
赤木かん子さんという方のセレクションの、その凄いラインナップといったら!
以下にタイトルを羅列してみます。

■SFセレクション第1巻『時空の旅』

午後の恐竜(星新一)/スピードのでる薬(H・G・ウェルズ)/大英博物館の盗賊(アーサー・C・クラーク)/時計のない村(小川未明)/血(フレドリック・ブラウン)/金星樹佐藤史生)/トインビー・コンベクターレイ・ブラッドベリ

■SFセレクション第2巻『ロボットvs.人類』

ロボットという言葉はどのように生れたか(カレル・チャペック)/ロビイ(アイザック・アシモフ)/火の鳥 復活編 AD3009(手塚治虫)/フレンドシップ2(矢野徹)/アンドロイド・アキコ(古田足日)/宿命(星新一)/未来世界の構築(ジェリー・パーネル)

■SFセレクション第3巻『宇宙の孤独』

安達が原(手塚治虫)/強いものだけ生き残る(ジョン・ウィンダム)/ヴァーニスの剣士(クライブ・ジャクスン)/棺(ロバート・リード)/緑の地球(フレドリック・ブラウン

■SFセレクション第4巻『科学者たちの陰謀』

変な科学者(福島正実)/あなたのエラサはなんポッチ?(大海赫)/クローカ博士の発明(エルサ・ベスコフ)/バックネットの青い影(手塚治虫)/人工宇宙の恐怖(E.ハミルトン)/究極触媒(ジョン・テイン)


■SFセレクション第5巻『地球最後の日』

The End of the World(那須正幹)/悪夢の果て(赤川次郎)/おとうさんがいっぱい(三田村信行)/電話がなっている(川島誠)/おむかえがくるよ(曽祢まさこ)

■SFセレクション第6巻『変身願望』

空への門(星新一)/宇宙少女アン(クリス・ネビル)/ぼくは、おんなのこ(志村貴子)/嘘つきな人魚(菅浩江)/わが家のサッカーボール(イアン・マクラウド

■SFセレクション第7巻『未来世界へようこそ』

地球からの手紙(井本由紀)/お召し(小松左京)/むぎひとつぶ(さねとうあきら)/武器なき世界(カート・ボネガット)/ウァヴェリ地球を征服す(フレドリック・ブラウン


どっひゃー、と、SFファンがブッ飛びそうな素晴らしいラインナップですね〜。
児童書であるとか関係なく全部読みたいです。
値段も一冊あたり¥1050と、このラインナップを考えれば高くもありません。
星新一とウェルズとブラッドベリが一緒に入っていたり、カレル=チャペックとアシモフ手塚治虫矢野徹が一冊の本で読めるなんて、これは物凄い事じゃないでしょうか?
fuchi-komaは年季の浅いSFファンなので、どれくらい凄いかよく判らない所もありますが、とにかく美味しいシリーズであるのは確かです。

全国の図書館の児童書コーナーには既に搬入されているようですが、一般書店だと相当大型の店舗(あるいは児童書コーナーに力を入れている店舗)でないと入らない模様です。


さて、早速大きなお友達として書店を回ってみなければ!