妖精さんあらわる

自室(殆ど書庫)の本棚を整理し半日を潰す。

前々からこの日は片付けをする日と決めていたのであって、まさか試験前だから片付けたくなる症候群(我が家では『世にも奇妙な物語』のエピソード名をとって「朋子の長い夜」現象と呼んでいます)に陥ったわけではありません。きっとたぶん。
ここ一、二ヶ月で増えた本は紙袋5,6個にまとめて隅に寄せてあったので、これを崩しながら、本棚を引っ繰り返し、サイズを測りながら著者や出版社や好みの順番で並べ替え、要らない(売って良い)本の選別を行い…何とも非効率的な作業を4時間ほど掛かって完了します。うーむ、大変ではあるけどこうして作業を終えた後の引き締まった我が本棚、岡田斗司夫的な表現を用いれば「磨いた」本棚を眺めるのは矢張り気持ちの良いもんですなぁ。

…あれ?
んんんん〜? どうやらまた妖精さんが現れたようです。
fuchi-komaは以前から片付けをする度に「あったハズの本が無くなっている」妙な現象に悩まされているのですが、此度もまた読もうと思っていた本が何冊か見付かりません。
狭い部屋ですし、家具は少なく隠れる場所など殆ど無いのです。何処かへ持っていった覚えなどありませんし、fuchi-koma以外の家族が読むような本でもないのですから、これはもう妖精さんの仕業としか考えられません。グレムリン? 座敷童子? よく判りませんが、我が家にはそういう悪戯な妖精さんが住み着いているらしいのです。悪戯はしますが悪質な類では無く、盗ったものは暫くするとちゃんと返してくれるのでさほど心配はしていませんが。
ただ、積読序列で後の方(暫くの間は読むつもりがない)のヤツなら良いのですが、今回は直ぐにも読もうと楽しみにしていたハードカバー君が拉致られてしまったので勢いを殺がれて、かなり落胆しております。
これは天のお告げ? 勉強しろって事なのデスカ?
いや、さっさと読書会のお題を読めって事か。そうかS君の生霊なのだな。そうに違いない。
などという妄想はともかく。妖精さん早く返してねお願いだから後でお菓子あげるから。