『サラミス』/佐藤哲也

サラミス

サラミス

買いました。読んでます。
昨年刊行された『熱帯』で佐藤哲也の面白さに目覚めてから『イラハイ』『異国伝』など既刊を読み漁っているところのfuchi-komaです。今回は「プラトン・ファイト」も「弁証戦隊ヘーゲリアン」も出て来ません(と思います)が、紀元前480年ギリシア対ペルシアの戦争「サラミス海戦」を題材にとる歴史小説にして矢張り「贅沢な遊び」を尽くしています。嗚呼、理屈と不条理に引き摺られて行くこの心地良さといって…。
ところでオビ背表紙は豊崎由美氏のコトバなのでしょうか、「ディープな視覚小説」…ナンですかソレは?